朴訥とした農業男子との出会い(36歳女性Kさん)

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農業男子っす!もう10年ほど前の話になりますが、友人の紹介で農家の男性と知り合い、お付き合いしたことがありました。

真っ黒に日焼けした顔、筋肉質でがっちりした体がたくましく、口数の少ない朴訥な男性。今までに出会ったことのないタイプの男性だったので、初対面からとても好印象でした。

デートにお土産として持ってきてくれるのは農産物。「今日掘ったので」というニンジンは、アクセサリーやカバンをもらうよりも新鮮で嬉しいものでした。

交際が始まって1年後には結婚話が出るようになりました。その後もお互いの親にも会い、結婚に向けて順調に話が進んでいきます。

親との同居問題発生!

ところが…農家にありがちな親との同居問題でギクシャクするようになってしまいました。最初は彼も近くのアパートに部屋を借りれば良いので別居で構わないと言っていたのですが、母親の反対で折れてしまったのです。

私は彼が母親の意見に歯向かえないことが、今後同居した時にどれほどネックになるかを危惧しました。それを彼に伝えたところ面白くなかったようで、ケンカばかりするように…。また、もともと口数の少ない彼はすぐにダンマリになってしまい、そんな点にもイライラさせられました。

結局、彼の方は「自分のことが本当に好きなら結婚の条件なんで問わないはず」、私の方は「それは同じことが私にも言える」という言い争いになり、結婚話は破談になりました。

その後2年くらい経ち、今の主人と出会い結婚し、彼も結婚したと風の便りで聞きました。今では破談になった時の負の感情はすっかり無くなり、スーパーで野菜を選びながら時々彼を思い出すことがあります。

-忘れられない恋愛エピソード

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